数日間気をもみ続けてきた天候。
はれなくてもいい、雨が降ってもいい、
でも私たちが走る間だけは降らないで、と祈って念を送っていた多摩川駅伝当日。
天気はもった。
暑すぎず、寒すぎず、陽ざしにまいることもなく、雨にぬれることもなく、
しいていえば風が強かった。
8月の終わりにこの指とまれで、
雪だるま式に増えていったメンバーは、
直前の怪我や体調不良や仕事などで走れなかった人もあり、
その分を急遽出てくれることになった人もあり、
かれこれ50人近くになった。
本当に直前の直前で、走りたい子どもが増えたのが嬉しかった。
走りたかった、の声とともに。
急に声をかけて、二つ返事で走ってくれることになった人たちもいた。
一足早く会場入りして9チーム分の受付を済ませてみなを待つ。
車6台で輸送。運転手だけ車とともに戻って、再輸送。
連係になれている仲間たちだから、まとまって動くことができる。
会場は思ったよりもずっとにぎやかで、
でもコンパクトにまとまっていて、
練習をかねて下見に行ったときの雰囲気とは違い、
お祭り気分を盛り上げてくれた。
みなで合流しておにぎりを食べたりしてスタート前の腹ごしらえ。
そのあとは荷物を小さくまとめて応援に来てくれた
赤ちゃんたちちびっこたちと大人たちに座ったまま応援できる
レーン際の場所を確保して、トラックへ。
運動会は一緒に重ねてきた仲間たちだけれど
ただ走るだけ、長い距離を、というのは初めて。
ただゴールにたどり着けばいいや、ではなく、
たすきをつながなくっちゃ、次の人が少しでも楽に走れるように~、
とかとか思いながら、走る5キロ。
9チームでの参加。
一緒にスタートした仲間が8人、どのあたりに誰がいるのか探すように前を目指す。
折り返しのコースだから、すれ違う顔に仲間の顔を探し
見つけては声をかけて、自分を奮い立たせる。
ひとりで走っているときには、けして経験しなかったこと。
五キロを25分51秒。今までで最速。
自分が走り終えた後も、応援が少なくて、中継までの距離はまだ遠くて、
心がくじけそうになったポジションに舞い戻って、
見つけた顔に声援を送った。
長距離は苦手なむむちゃんがよれよれになっているところに声をかける。
笑顔をつくって走っていった。
約21分で完走。
(前にチームメイトを見つけて追いかけるの図。追いかけている相手は正面のお兄さん)
むむちゃんからたすきをもらったぷうちゃんは一キロ。
応援のあるところは張り切って7分でアンカーにたすきを渡した。
全チーム、無事に完走!
運転手さんたちが戻って再び輸送。
一度荷物を置きに家に帰り、それぞれに打ち上げの会場へ。
順位とか、タイムとか、気にしたりしなかったりしながら、
キツかったけど楽しかった~、とか、
来年も!
来年こそは!
の声。が多く聞こえてきた。
あぁ、嬉しい。
会計や打ち上げや仲間集めや練習や輸送方法や、
分担して率先して引き受けてくれた仲間たちには大感謝!
自主練や、子どもたちの練習には拍手!
言い出したのは私だけど、
この機会をつくりあげたのはみんな。
保育園でのつながりは、保育園という器をあふれても、
楽しみを一緒に見つけ味わえる、
そんな自信をちょっとずつ持ち合えたかな。
おとなのまた走ろうね、
子どものまた走りたい、
聞いたよ。
また今度を約束するよ。
体調を維持できている奇跡の秋。
走り続けることができている奇跡の秋。
みなのおかげで嬉しいの実りで、いっぱいだ!