午後からむむちゃんの保護者会があるので、
一日お休みをとった。
空いた午前中をぷうちゃんの保育参加にあてるために
あれこれぎゅぎゅっと済ませた。
朝、ぷうちゃんが「ママ、缶けりできる?」と訊いてきた。
「できるよ、小さい頃遊んだよ」と答えると
「ふぅ~ん」
そうして、朝から保育に参加。
10人の子どもの11番目のおとなになって、
みんなで路地裏をするすると縫うように歩いた。
おしゃべりの途切れない女の子たち。
聞いて聞いて聞いて聞いて~。
の勢いで歩いていく。
「はやいすべり台」のある公園へ。
「ここは缶けりするのにいいんだよ~。うん十年前に私があそんだ公園」
と保育士Yちゃん。
到着すると、「はやいすべり台」であそぶチームと、
缶けりチームに分かれて早速あそびはじめた。
私は缶けりチームへ。
缶けりなんて、それこそうん十年ぶり。
体の大きさはフリだ~。
色鮮やかな上着も見つかりやすいので脱いでしまう。
ぽかぽかであたたかだから、大丈夫!
走って蹴って、隠れてのぞき見て、鬼をやって、、、。
真面目に子どもたちと遊びました。
1時間くらい缶けりしたら、ちょっとずつ飽きてきて、
ちょうど休憩タイム。
すべり台チームの発見したノビルを、
一緒に掘り返して、
洗って食べてひと休み。
ひと休みしたら、またひとすべり。
習得した滑り降りて前転するのに夢中。
靴も長袖も、脱ぎ捨てたものをせっせと拾って、身に着けて準備完了。
帰りの道を歩いていたら、ちゅっくらいこチームと遭遇。
よしかくれてわっとおどかそう~!
たたた~っとみんなで走って行って、塀の陰に小さくなって隠れた。
来た?まだ?声がする。近づいてきた。しー!
みんなでせーので「わぁ~っ」と立ち上がると、
ちゅっくらいこたちが目をまん丸にして、
次の瞬間わぁっと笑った。
ちゅっくらいっこの方が歩くのゆっくりだから、
ぼくたちは少し待ってから追いかけよう!
みんなでその場に座って100を2回数えた。
ちゅっくらいっこが隠れていないか、あちこちのぞきながら
保育園までの道のり。
あ、おしりに穴があいてる~!
一時間あまりすべり台ですべりまくった子どもたちのおズボンは、
見事に穴が。
そうか、これか、これだ。
ぷうちゃんの次々とおしりが破れるズボンたち。
むむちゃんもそうだったなぁ、と懐かしく思い出す。
みんなで穴を探しっこしているうちに保育園到着!
お昼も食べてく?と誘ってもらったけれど、
むむちゃんの小学校に行く時間まで少ししかないので、
惜しみながら辞退。
楽しい午前中の時間だった。
ぷうちゃんは帰りになって手をつなぎたがった。
行きは遊ぶのに夢中で忘れていたのだそうな。
・・・・・・・・・・
前日に知ったのだけれど、保育士さん一人が骨折のため
一ヶ月あまり保育に入ることができないそう。
保育士一人減は、もともと人数的には手厚い保育園なので、
大きな支障はないそうだけれど、
子どもたちをどんどん広い範囲に連れ出す動き方には
多少の制約が生じるとのことだった。
来月妻さんが出産予定の保育士さんもいて、その時期には、
実質ふたり減の体制になる。
その時期はどうやりくりするか、ちょっと厳しめ、と。
お別れ会までの準備期間でもあり、
その担当保育士さんは、準備に割ける時間のやりくりにアップアップ。
今日は保育士ひとりきりの保育だったら
もう少し近いいつもの公園で遊ぶことにしていたそうだ。
大人がひとり増えたから「はやいすべり台」の公園まで行けたよ、と。
そんな状況なんだって、と親ともたちに伝えると、
続々と、いついつは保育行けるよ、スケジュール調整するよ、と。
保育士さんたちの動きを邪魔せずに、
でもおとなの目、おとなの手のひとつとして、手を貸そうとする親たち。
保育ヘルプに入ることが許される保育園、いいな、と思う。
スケジュール調整して突如できたスキマ時間に、
子どもたちと一緒に遊ぶことが許される保育園は、ありがたいと思う。
間もなく卒園したら、こんなふうに遊べなくなる。
一緒にまざって過ごさせてもらえるのは今のうち。
今のうちに遊ばなきゃ。
それが保育のヘルプになるようなら、二度嬉しい。
遊んでいる時のぷうちゃんの生き生きした姿を見ながら、
小学校の教室に閉じ込めてしまう4月からが、惜しいなぁ、と思う。
もっともっと、遊び回れたらいいのにね、と思う。
たっぷり、遊んでおいてね、と思う。
たっぷり、一緒に遊んでおこう、と思う。