毎週、毎週、毎週、
の、ように走る予定を入れている。
予定に入れるには、自主練ではダメなので、
レースエントリーの形。
そうして、時間を縛ることで走れる・・・を、どこかで脱したい。
週末の今朝は10キロコースを自分で作って走ってみよう。
ぼんやりと思いながら朝のランニングで海を目指すことにした。
ふるはまの海。
昨年も距離を伸ばそうとしたときに行ったっけ。
昨年はちいさな食料、飲み物持参。
今年は、10キロくらいだったら飲み物も食べ物も要らない。
思っていたよりも近かったふるはま。
走っている人、歩いている人がいて、時間の設定がされているのかスピーカーからラジオ体操が流れた。
もう少し、走りたいな。
帰路も考えながら、となりの平和の森公園へ抜けていった。
小説『デッド・ヒート』に書かれていた。
-腹の立つこともごちゃごちゃした悩みも、走っているうちにシンプルにまとまってくるのがいい-
そう。
私にとって走ることはそれ。
先の見えない新しいことばかりの不安や落ち着かない気持ちは、
トントントントンと走るうちに、おさまるところに平らかにおさまり、
まだ空いているスペースがあることに気づく。
10キロくらいを走ると、少し落ち着く。
しっかりとコースも決められていて、給水完備だと、落ち着いて走ることに集中できる。
給水ポイントや、恒常化して走れそうなコースを選びながら、
ゆっくり走って11キロ。
頭のなか、心のなかを、平らかにする走りにはならなかったけれど、
これから、スケジュールの入れ難い日の週末の朝はここを走ろう、の
イメージができた。
海を見て、森を抜けて、爽快な朝。
不安な、不穏な、落ち着かない四月も、もう半分は終わった。
大丈夫、と言い聞かせる朝。