広島の日。
朝読んだ新聞の吉永小百合の言葉。
http://www.asahi.com/articles/ASG847F05G84PTIL037.html
「声高でもいけない。柔らかい口調で、人の心に少しでも染み込んでいくものをつくりたい」
なにかを訴えたいとき、伝えたいとき、大きな声をあげても届かない。
聞いて欲しいときほど、静かな声で。
そう、子どもたちは、話しかけるときに丁寧にそっと話しはじめると寄ってきて耳を傾ける。
なかなか実践できないけれど。
この夏は、原発、武器輸出、集団的自衛権、、、。
いっそう静かに深く祈りたい。
平和を子どもたちに。
私たちに。
午後、全国学校図書館研究大会の長谷川義史さんの講演会に参加した。
「へいわってすてきだね」のタイトル。
長谷川さんいはく講演もとい絵本ライヴ。
ご本人の絵本を読んだり書いたり歌ったりしながら、説教くささゼロで平和を語ってくれた。
心が水を飲むように、平和のあたたかさ、人へのやさしさをじんわりと感じる。
「絵本で平和がまもれますか?」との中学生の質問に、一瞬怯み、怯んだ自分を恥じ、答えたそうだ。
「武力でなく、対話で解決したいと思っている。対話は言葉。言葉と物語による絵本は、この穏やかな日々を守る大切さを伝えられるとしんじてる。」と。
次々と読まれた絵本ライヴは、どこまでもどこまでも、平和の祈りに満ちていた。平和の言葉を用いた絵本は一冊しかなかったのに。
声高じゃない平和の祈り方をたっぷりと体験した。
終わってサイン会。
新たに絵本も買った。
けど、サインは持参したぷうちゃんの本にしていただいた。
私にとって、ぷうちゃんの、むむちゃんの笑顔こそ、私の守りたい平和そのもの。
八月六日らしい一日を過ごすことができました。