ラケットを握ると、手の一部のようにピタっとおさまる。
ブランクがあってもなくても一緒。
ふわっと嬉しい。
雨にも負ける。
お日さまにも負ける。
この季節、走れるのは雨の降らない早朝のみ。
起きられたときだけ。
自ずと走りでる機会が減る。
走って汗をかかないと、
日々生じているストレスとか迷いとか戸惑いとか苛立ち等々の毒で
自家中毒になる。
発散が、必要です。
というわけで、卓球。
初心者の監督にラケットの握り方を解説してみたものの、
手とラケット一体化現象のため、説明しながらもイマイチ。
見て習い、打って覚えよと。
こちらは、ひたすら同じところに返すことを心がけているうちに、
少しずつ勘がもどってきた。
自由自在にボールが吸い付く感じを思い出してきたら、
頭の中も高校時代に逆戻り。
よくやったなぁ、毎日。
よくやったなぁ、あの暑い最中も、寒さの中も。
飽かずボールを打ち続けていた日々は、
今思い返すと幻のような贅沢な時間。
反復練習を辛抱強く続ける粘り強さは
今はもう失われてしまっただろうか。
そうせよ、という局面になれば、
今でもできるものだろうか。
カットマンなのに、カットせぬ卓球を面白く思えるとは、
おとなになったなぁ、、、。
12台の台がすべて埋まることはなかったので、
端の1台専有、ほぼ休みなくぶっ通し。
なんだかんだ三時間。
飽かず打ち続けた。
いい汗かいて、デトックス。