朝食前の朝ランで、
スタートして10kmちょっとはまだまだ集団。
あっという間にすべてのチームが行き過ぎた。
ホクホクした気持ちで帰って
箱根駅伝のテレビをおともにおせちとお雑煮の朝ごはん。
のんびり食べ終えて
有楽町に映画「杉原千畝」を観に出掛けた。
淡々とした演技、淡々と過ぎる場面に、涙がこぼれる。
二度と、世界中のどこにも残虐な集団人殺しが起こりませんように。
指の跡が残るほど手を握りしめて祈りながら、
いま、この瞬間とて恐怖の前に身を折る人たちが少なからず居ることに総毛立つ思いに襲われた。
杉原ばかりでなく、我がことと想像力が働き、難民避難に力を貸す判断を下した幾人もの人たちも英雄だ。
杉原に触発されて動きはじめた人たちをどうかこれからもしっかり描き続けて欲しい。
外務省のもとで働きながらか、あるいは早くに辞めてか、忘れてしまったけれど、
杉原が会社を立ち上げ、アウシュビッツなどの収容所からたくさんの人を雇いいれていた事実もどこかで触れてほしかった。
いずれにしてもあの
人が人では無くなるようなマインドの麻痺を起こしていたあの時代に
救うことに向けて舵取りし続けられた杉原をはじめとする先祖たちを誇りに思う。
映画のあと、同期の友人たちとの初詣で日枝神社を訪れた。
幾年も共に年を重ねてくることができた友人らをかたわらにひたすらに平和を祈る。
家族、友人、人びとみなの健康と平穏に感謝しながら、これがひたすら続くことを祈る。