むむちゃんの散歩道

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強くないから走るんだ@第39回池上本門寺花祭り健康マラソン

3度目の池上本門寺花祭り健康マラソン。

2km×5周の10kmで、
2kmのあいだに転げ落ちそうな下り坂がひとつ、走りながらのぼるのが難しい急な上り坂がふたつある。

いわゆる激坂コース。


一度目は、3年前の第36回大会で3.5kmにむむちゃんとともに参加した。
はじめて、「大会」なるものに出場した記念のレース。

二度目は、2年前の第37回大会。
むむちゃんとぷうちゃんが3.5kmに参加、その伴走をしたあとで、
10kmに参加し、激坂の洗礼を受けた。


そして三度目の今年。
坂ばっかりでまともに走れるところなんて半分もないじゃないか。。。
こりごりして、昨年はぷうちゃんと競技場で行われる別の大会に出場したのに。
こりた傷みを忘れたわけではないけれど、地元の大会の手軽さに、
油断してうっかり再び坂に挑むことになってしまった。

スタートも11時半と最も走るのにふさわしくない暑い時間帯。
後悔に満ち満ちて出発した。

1~3周目までは、「思ったよりはマシじゃないか、半分終えたぞ、がんばれがんばれ」と自分を励ますことができたけれど、
4周目のひとつめの急なのぼり坂をのぼりきったところで心臓も呼吸も苦しくなりすぎて、
「もう、生きて帰れたらいい、、、」せめて、歩かず完走しよう、、、。
ラスト1周は、「これで終わりだ、もうこの道に戻ってこなくていいんだ!」
の気持ちで、なんとか前に進んだ。
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「走るの苦しいでしょ、なんで走るの」
走らない人には、よく訊かれる質問。
うまく答えられた試しはない。自分でもこれという答えがあるわけではないから。


今日は、自問自答。
こんなに苦しみながら、どうして走るんだ。


年度初めの4月は、どうしても仕事も家の事も変化に対応するためにあれやこれやてんやわんやの状況になり、身体も気持ちも張り詰めた日々が続く。
せめてもの休日、疲れないほうがいいはずなのに。


そうだそうだ、頭は走っている間、休まっている。
この時期の新しい時間に向かう緊張感から身を放すために、
こうして余裕なく精一杯、これだけしかできないという時間が大切。

ついでに、苦しければ苦しいほど、
いまこの走っている瞬間の苦しさは、日々の苦しさ、人生の苦しさ、運命の苦しさに比べてなんて小さいこと。
と、思ってみたり。
この喉も焼けるような苦しさを越えられたら、毎日の苦しさも乗り越えられるに違いない。と、思ってみたり。


ゴールして、
(いっぱい不安だけれど、きっと大丈夫。)ほんの少し、走る前よりも強くそう思っている。
そう、このために走っている。


健康だから、走っているのでも
強いから、走っているのでも
ましてや速いから、走っているのでもない。

自分の弱点を知っているから、たくましくも強くもないことを知っているから、
走っているんだ。

ひどい坂に打ちのめされながら、ひしひしと気づく本門寺マラソンでした。
ありがたくも3位の賞状をもらった。
明日からがんばれ。のエールだ。
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by shiho_kato | 2016-04-10 19:20 | マラソン、かるたノート | Comments(0)