むむちゃんの散歩道

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坂井希久子『17歳のうた』

この人の書く小説は、題材や設定はいいのに、いかんせん登場人物が薄っぺらい。

『ウィメンズマラソン』はオリンピックを目指す母ランナーを描いていて、
『ヒーローインタビュー』では一度としてヒーローインタビューを受けたことのないプロ野球選手を描く。

テーマの面白さで読むことはできるけど、薄味。


今回は、色々な17歳の女の子たちの短編集という。舞妓や神主や漁師やご当地アイドル。
面白そうじゃないか!

結果、これまで同様。
登場人物に、役を演じさせているような作り方なんだなー。
その人そのものになりきれず、仮の姿のままで押し切ってしまう。
あともう一歩なんだけどなー。

西加奈子なんかが、このうちひとつのお話を集中して書いたりしたら、ぐいぐい迫ってくるんだろうな。

惜しい。
ので、次に期待。
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by shiho_kato | 2016-11-19 18:06 | 読書ノート | Comments(0)