むむちゃんの散歩道

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加納朋子『我ら荒野の七重奏』

前作『7人の敵がいる』の続編と聞けば、読まずにはおれない。
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『7人の敵がいる』は、小学校PTAの生々しい過酷な実態を、山田陽子がばっさばっさと斬る痛快な小説だった。
本作は、小学校PTA役員を終えた山田陽子が、中学に進学した息子の部活動の親の会の過酷な実態に疑問を呈してばっさばっさと斬っていく。

あぁ、痛快。

と、のんきなことは言ってられない。
ばさばさ斬る山田陽子があらわれずに大きな負担を強いられて、日々消耗している現実がある。

本作を読みながらも、どうして負担が大きくなっていくのかそのメカニズムがわかるようなわからないような。
とにかく、ほっておくと大きくなるものなんだ。

「がんばって」大きくしないように、コンパクトにしていけるように、
「勇気ある変革」をしていくことが必要なんだろう。

願わくは「がんばっ」たり、「勇気」なくっても、ミニマムをベストにできることを望む。
それを愛情が不足しているとか、貢献心が不足しているとか、言われずに済むことを望む。




by shiho_kato | 2016-12-05 20:26 | 読書ノート | Comments(0)