むむちゃんの散歩道

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板橋Cityマラソン

今日は、強くなりたかった。
速いランナーでなくっていいから、強いランナーで42kmを走りたかった。


飯田さんは、仕事の場と趣味の場と、どちらでもお会いする数少ない友人(大先輩)だった。
学校図書館の世界では若輩者の私にも、初めから同じ目線で立ってくれて、古くからの友人のように言葉を交わしてくれた。飯田さんの居る場では、所在なさを感じずにいられたんだ。

三日前のお通夜で、悲しさ以上に悔しさがこみ上げた。
飯田さんを、もう二度と走ることができなくした何ものかを激しく憎んだ。


走ることは、孤独な自分との戦いだ。
病気との闘いも、孤独な戦いだ。
病気には敗れることがあっても、走ることは決して敗れない戦いをすることができる。
今日は、負けたくなかった。何ものにも。


追悼のランと決めた、今日。
飯田さんが再起を誓ったメッセージをゼッケンに貼り付けて走った。

無念を晴らすとか、そんなんじゃなくって、
こんなふうに走れたら、気持ちがいい、楽しい、満足だ、それを無心に追求できた42kmだった。

今までで、いちばん強く走ることができた。
記録が、ではなく、思いが。
私が、なのか、飯田さんが、なのか、わからないくらい、一緒に走った。


走りながら何度も触れたゼッケンに、最後にもう一度「やったね飯田さん」激励を声に出したら、涙も一緒にあふれた。
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一緒に、しわくちゃになるくらいがんばった。
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自己ベストを更新してゴールした。
タイムは、私の速さではなく、強さを表している。


もう7年、図書館の世界で仕事をしながら、いまだに心許なさを拭いきれず、
所在の無さも、なかなか薄れることがなく、異邦人の気分のままだ。
そうではあるけれど、
「そんなことには負けない強さをあなた持っている。」
まるで、最後にそう教えてくれたかのよう。


走ることが苦しくツラいなんて嘘だ。
届けたい想いを胸に抱きしめ、応援の声に勇気づけられながら
チャレンジできることは、幸せでしかない。

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最後の最後まで、あたたかく導いてくれた飯田さんに。

合掌。


by shiho_kato | 2018-03-18 15:52 | マラソン、かるたノート | Comments(0)