むむちゃんの散歩道

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瀬尾まいこ『そして、バトンは渡された』

母二人、父三人のもとで育つ私の話。

どんなキワモノ小説かと思って、恐る恐る読み始めたけれど。
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ほわほわとしたあたたかな時間を過ごさせてもらった。

家族は、血じゃ無い。
家族は、姓じゃ無い。
家族は、枠じゃ無い。


家族は、共に一緒に居続けようという覚悟だ。
家族は、共に食べる日常だ。
家族は、共に日々の出来事をうっかりポロポロ話してしまう相手だ。
家族は、共に居心地よい時間を作り出そうという歩み寄りだ。


三人目の父の森宮さんが大好きだ。
森宮さんを東大卒にした理由はわからないけれど、知力はこういう風に使うべきだと思う。
ありったけの考える力を動員して、一緒に穏やかに心安らかに居続ける努力に投入するんだ。


加納朋子と瀬尾まいこは
結婚して、子どもを産んで、作品がぐんと良くなった。


この文脈で、未婚否定、子無し否定だと取らないで欲しい。

自分に対する励ましの独り言に過ぎず、
「子どもを産んでダメになる」ことを恐れている人と
子どもを産んでダメになった・・・と思っている人への応援のメッセージ。


by shiho_kato | 2018-04-25 19:49 | 読書ノート | Comments(0)