むむちゃんの散歩道

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戸隠五社巡り&黒姫山登山

レッド・データ・ガール』が好きすぎて、戸隠へ。

うだるような、外に出ると息が苦しくなるような、具合が悪くなるような、今年の夏。
善光寺あたりは暑かったけれど、戸隠までのぼるとだいぶ涼しい。
標高1300mくらいだそうな。
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戸隠古道を選びながら、五社巡り。
どこを歩いても木陰。
木々の本数がけた外れに多く、保水力があるのか、土や砂利や落ち葉の降り積もる地面でもぬかるみが少ない。
走る格好をしてこなかったことを後悔。
お山の中を気持ちよく走れる道ばかりじゃないか。
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お宿はご夫婦でなさっている民宿。
教員をされていたのを、転身して民宿をはじめられたそう。
そこにどんなドラマがあるのか、根掘り葉掘り聞きたくなるのをぐっとこらえる。

先に先にと、気遣ってくださって、二日目は、
登山口まで送ってくださるばかりか、大きな荷物は預かってくれて、
お山を下りたら迎えに来てくださると。

交通渋滞はなはだしい場所ではあるけれど、車無しでバス頼みは本数が少なく、
ランナーらしく両の足でするには、距離はさておきどこを歩いても坂道ばかり。

ありがたく甘えさせていただいた。

地元のお野菜をなるべく手を加えずにアレンジしたお料理もおいしかった。

夜は神楽が開催される日。なんてついてる。
そして小学生の女の子たちの神楽を二つも見ることができた。
ツイテるなぁ。
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夜空に無数の星がまたたいていて、見えていても見えていなくても、
いつもこれだけの星があるのに、東京に居て見失っているものがたくさんたくさんあるのだろうな、、、と思う。
いつか、東京を離れて暮らせる日が来るといいなぁ。
夥しい情報を振るい落としながら拾い集めながら、その取捨選択に追われる日々ではなくて、
あるものをそのままに発見しつつ生きる時間を、もてたらいいなぁと思う。

冷房要らずの夜だった。


翌日。
『レッドデータガール』的には、戸隠の修験道の山を目指すべきだけれど、
難易度が高いようなので、ここでは無理をしない。

できれば「黒姫童話館」を目指したかったけれど、黒姫山の頂上から童話館のある黒姫高原までの山道は
気をつけ慣れければ迷いがちな道のようなので、そこも無理はしなかった。

シンプルに黒姫山の頂上にのぼり、下りてくるプラン。

山道は、今まで登ったどの山よりも歩きやすかった。
木の根が張っているとうよりも、熊笹の地下茎が張り巡らされているようで、それがほどよく地面を固めていた。
登山者も少なく、渋滞も無い。日差しはほどよく木々がさえぎっていて、暑過ぎることも無い。

身の丈の倍ほどある見上げるような岩をのぼったり、隙間をくぐったりしながら、上へ上へと登る道も楽しかった。
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そして、視界が開けた.

2000メートルを超える頂上。
これまでの登山では富士山に次ぐ高さ。
出発地点の登山口ですでに1300mあたりだったので、自力で登ったのは700m強だけれど、
それでも自らの足でここまで来たからこそ見える景色。

あぁ絶景。
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まだ小学生の低学年か、年長さんくらいかの男の子を二人連れたお母さん。
登ってきた子どもたちもスゴイけれど、子どもたちを連れて登るお母さんがスゴイ。
なだめたり、おだてたり、励ましたりしながら、ここまで登らせてくることができるのがスゴイ。

ぷうちゃんは、どうかしら。
にわかに、この山に登る姿は想像がつかない。
このくらい小さいうちに、お山に慣れていたら違ったかしら。

これから、だ。
また、お山に誘ってみよう。
高尾山の500mを、少し超えるくらいの山に。


下りのルートは気持ちのよいふかふかな道を、障害物も少なくスイスイと下りた。
遠くで雷がなっていたけれど、雨が降り出す前に下りることができた。
登り始めてからちょうど4時間半。

登山口が見えたのと、お宿のご主人の車がお迎えに到着するのと同時。
ピタリの時間につけてくださってありがたい。

戸隠の日帰りの湯「神告げ温泉」まで送っていただいた。
本当に何から何までありがとうございます。


汗を流して、お昼ご飯を食べて、前日に回り切れなかった五社巡りの残り二社を巡って、帰途に着いた。
コンパクトで、きゅきゅっと詰め込んだ、戸隠五社と黒姫登山でした。
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by shiho_kato | 2018-08-13 10:45 | 私ノート