3月31日に、前の年度が終わる。
4月1日に、新しい年度が始まる。
年の暮れとお正月には、ブレイクがある。
年末の30日や31日から1月2日くらいまでは、全国的にお休みモードだ。
年度末と年度初めには、この終わりと始まりの間に、ひと息つける時間が無い。
3月31日を終えて、ようやくあーこの一年、長かった、終わったんだ、という気持ちになった。
よくよく振り返ってみると、
6年一緒に働いた相棒司書さんが春に転出し、
7年前から、新しい場所を共に作ってきたS先生との同僚生活最後の一年となり、
新しい相棒司書さん見習いの若い院生さんと組み始めた一年でもあった。
それに加え、むむちゃんの中学生活最後の修学旅行や体育祭や、初のかるたの全国大会と、そして受験。
それら全部、この一年の中の出来事だった。
心をゆるめているわけにはいかないぞ、と、張りつめている時間がずーっとずーっとずーっと、続いてきた一年だった。
その一年が終わった、っと、脱力しかけながら、
もいちど、なんとか引き絞って、翌4月1日は、新しい先生方、新しい相棒見習い司書さんと一年を始める日。
互いに顔を見、言葉を交わし、うん、一緒に一年やっていこうね、の意思を確認できて、
今度こそ、脱力120%。
どどどっと疲れが出て、体が重い。
いつもなら本を読んでいても、おのずと乗り換えることのできる駅で降りそびれ、乗り越している自分に驚いた。
今週はゆるゆる行こう。
来週、新学期がはじまり、生徒たちの新しい時間が流れはじめたら、
立ち止まったり、うずくまったり、歩行をゆるめたりはできないから。
来週、ぷうちゃんやむむちゃんの春休みが終わったら、
それを上回る速度で走らないわけにはいかなくなるから。
せめても、ゆるめられる今週だから。
そんな「間」があって、良かったと、思いながら過ごすことにしよう。