むむちゃんの散歩道

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『子どもが育つ条件』

『子どもが育つ条件』を書かれた柏木惠子さんは御年70歳を越えていることに驚いた。

書かれている内容は
「今」をがっつりととらえていて、
今、まさにその真っ最中の私を
わしづかみにする言葉に満ちている。

本物の研究者は、
きっとこういう人。


これを読めば結婚や育児という岐路からこちら
抱えてしまうことになった、
晴れない気持ち、
鬱屈としてしまう重苦しい気持ち、
それがなんなのか理解できる。

それが「私」の性質のせいではなく、
社会の要請に基づくものということがわかる。

『生きづらさについて』を読んだ時と比べて
安心してこの爽快さに身を委ねられるのは、
社会の要請、時代の要請が、
より丁寧にひも解かれているからだろうか。

「私」の性質、性格、資質を因としないことを、
より明確に示されているからだろうか。



ここには身を委ねることができる。
ホッとする。
『子どもが育つ条件』_d0134102_647438.jpg



by shiho_kato | 2008-10-08 06:47 | 私ノート