むむちゃんの散歩道

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カテゴリ:むむちゃんとぷうちゃん( 683 )

卒業式

むむちゃんの卒業式。
体育館の窓から、桜が見えた。
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むむちゃんの小学校の卒業式も、中学校の入学式も、雨に降られた。
ようやく晴れたね。晴れの門出だね。


のびのびと、楽しく毎日を過ごす学校生活を送ってくれたむむちゃんに感謝。
そんな生活を可能にした、お友だちと、先生方に感謝。

この日々が終わるのが惜しまれて惜しまれて、
いつまでも友だちと離れることのできないむむちゃんに、
そんな三年間を過ごすことができて、心から、良かったね、と思う。

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これで義務教育終了。
教育を受けさせる義務を終了。

教育を受ける権利は、いつまでもいつまでも死ぬまで続く。
学ぶことがつまらなくなりませんように。
学ぶことを楽しいと思いながら、これからもこれからも続いていきますように。


むむちゃんから手紙をもらった。
学校で、全員が書かされた手紙であり、先生の目に触れる手紙であるから、
割り引いて読まなくてはならないけれど。

「支えてくれてありがとう。
今度は、私が支える側になります。」

支える側になるのは、100年早いぜ、とも、思う。
まだね、あと少し、私はあなたのためにしてあげたいって思ってるんだから。

そして、だけど、私が足を踏ん張ってがんばってきたこと、
伝わっていることを知って、心からホッとする。

by shiho_kato | 2019-03-20 15:38 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

望月麻衣『わが家は祇園の拝み屋さん』シリーズ

以前、むむちゃんが
「『わが家は祇園の拝み屋さん』のシリーズいいよね」
と言っていたのを、うんうんと生返事で流してしまった。

そのころ、私は望月麻衣の『京都寺町三条のホームズ』シリーズを読み、
白川紺子の『下鴨アンティーク』シリーズを読み終えたところで、
京都を舞台にしたライトノベルのシリーズに食傷気味だったから。


ぷうちゃんの『妖怪アパート』シリーズをせっせと読んで、ぷうちゃんに共感しているのに、
むむちゃんの『拝み屋さん』シリーズに生返事は無いだろう、と思い、
そして、3月末の京都旅行への弾みになれば、と思い、読み始めた。

一気に9巻まで。
ホームズシリーズよりも、ずっとずっと良かった。

望月麻衣は恋愛というか、恋する男の子を書くのがほんっとーにヘタクソだ。

でも、大人が注ぐ、10代の少年少女たちへのメッセージをサラリサラリと入れるのはうまい。
大人から、こういう言葉をもらえていれば、大丈夫(安心だ、幸せだ)。
そう思えるような言葉がそこここにちりばめられている。


むむちゃんは、これをいいと言っていたんだな。

親が言わなくっても、家族が言わなくっても、先生が言わなくっても、
周りの大人の誰かが言わなくっても、
本が伝えてくれる大切な言葉がある。

親の知らないところで、それらを胸の中にひとつ、またひとつと蓄えていきながら、
いつの間にか、自らの足で立って、自ら判断する力を蓄えて、自らの価値観を身に着けて、
ひとりの大人になっていくんだなー。

受験が終わったら、拝み屋さんの良さを分かちあえるぜ、と思ったけれど、
むむちゃんは現実の友との時間に大忙しだ。
3月いっぱいは、ぐぐぐっと友情を深める時間が続きそう。
それもまた、親の知らぬ世界をぐいぐいっと広げる大事な時間。

by shiho_kato | 2019-03-12 22:23 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

香月日輪『妖怪アパート』1~10巻

ぷうちゃんが、本を開いて寝そべりながら

「ママ、本ってすごいね。
文字だけで、世界を書けるってすごいね。
文字だけなのに、この本、読んで良かった、
この本読めて、生きてて良かったーって思えるってすごいね。」

しみじみと言った。

ぷうちゃんに、そう言わせたのは香月日輪の『妖怪アパート』シリーズ
2月から3月にかけて、長い長いシリーズを、夢中になって読み進めた。
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びっくりして、驚いて、慌てて後を追うように読む。
夢中になって、気づけばあっという間に10巻。
最後は読み終えてしまうことを、惜しみながら。


10代の少年、青年たちは、急いで大人にならなくていいということ。
急いで大人にならなくっていいように、支える大人がいるということ。
いざというときに、勇気をふるえなくてもいいということ。
思わずして、勇気がふるえてしまうということ。
もっている力をすべて出さなくてはならないなんてことは無いってこと。
受け入れたり、受け入れられなかったり、広かったり狭かったり、
ヒトはでこぼこしていて、それを矯正するのではなくて、
それを理解しながら、かち合わないように、折り合って生きるゆるやかさがあっていいってこと。


正義が勝つ物語ではなく、だけれど、迷いながら出した結論を支えてくれる物語。
仲間が大切だって大上段に振りかざすことなく、受け入れられることを信じられる場が支えになることを教えてくれる物語。


10代でこそ、出会いたい物語でした。
10代でこそ、出会って欲しい物語でした。

そして、私の中の10代が、そっと優しく慰められ励まされる物語でした。


香月日輪さんが、若くして亡くなられたことが、今更ながら惜しまれてならない。

by shiho_kato | 2019-03-08 16:05 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

「そんなにヤバかったなんて知らなかった」

合格発表の後、口の軽くなったむむちゃんと私と、
これまで心にしまっておいたあれやこれや受験までのことを、
お互いにぺらぺらぺらぺら話し続ける。

むむちゃんが目を丸くして言った。
「そんなにヤバかったなんて知らなかった!」

小さなガッツポーズ。
もし、今回私に、何をか殊勲賞のようなものを与えるとするならば、
その賞の根拠は、これだ。

不安や心配に邪魔されることなく、勉強にひた進むことができる環境を整えることができたこと。
それこそが、私のお手柄であったのだと、いましみじみと思う。


9月、11月、1月と3回のV模擬の模試を受け、
その合間に進研ゼミの自宅で実施する模試のようなものも提出し、
いずれもC判定(合格率およそ50%)を出し続けたむむちゃんに、


「どういう状況か、わかっているの!」
と、迫ることは、ただの一度も無かった。



「あと20点取れれば、合格ラインに届くよ。
理科の記憶が曖昧だったところを定着させれば10点、社会のこの大問は暗記がちゃんとできれば15点は取れるようになるよ。漢字の問題は一度全部さらえば、この3つも間違わないはずだよ。それでもう30点になるじゃない。」

最後の1カ月は、そうした一つ一つの課題を克服し、強化するための時間だった。
克服するために強化するために、何をどれだけどういう風に勉強するか、
一日刻みで私が決めて、むむちゃんが取り組む。その繰り返し。


受かるか、受からないか、の不安との闘いは、胸の中で行えばいい。
あと何点をどうするか、その中身に立ち向かっていけるメンタルを維持することを、
何にも増して優先した。


危機感、ではなく、具体的な到達。
悲壮感、ではなく、達成感、充実感。


むむちゃんの持って生まれたものなのか、それともかるたの競技で鍛えられたものなのか、
太いメンタルと、わき目をふらず一心に向かうことのできる姿勢と。

そして、この1か月だけを見れば、全幅の私への信頼。


「そんなにヤバかったなんて知らな」いまま、
むむちゃんがこの日を迎えられたことに、小さくガッツポーズ。



by shiho_kato | 2019-03-02 18:11 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

春来たる

むむちゃんの春、来たりなば、
わが家の春、来たるなり。


薄氷を踏みながら歩いてきた道、
もう、いつ溶けても良い春であることに、
ただただホッとする。

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by shiho_kato | 2019-03-01 11:07 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

おめでとうの「おつかれさま」ケーキ

むむちゃんの受験が終わった。

結果はまだだけれど、お祝いだ。
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結果がまだだからこそ、いま、きちんと、祝わなくてはならないことがある。

この一年、この半年、この1か月、一心に受験勉強に向かったむむちゃんは立派だった。

立派だったのは、一心に向かったことではなく、
その間、キリキリしたり苛立ったりヤケを起こしたりして、日常生活をぎすぎすしたものにしなかったこと。

それに尽きる。


学力としては、勉強している時間の割に伸びが悪く、
最後の一か月で、私が勉強の中身に介入してからの上がりようを見ると、
もう少し早く、勉強の内容と質について立ち入るべきだったのかもしれない。

けれど、むむちゃんが言う。
「1か月だったから、いい関係のまま、勉強に向かえた」

これが半年だったとしたら、これが1年だったとしたら、
親子関係は緊張したものになっていたに違いない。

家庭内の緊張は、アタマにも心にも良くない。


平常心のまま、「やってやる!」の気力が満ちた状態のまま、
そしてぷうちゃんへの優しい気持ちのまま、
ぷうちゃんも、むむちゃんを応援したい気持ちのまま、
受験を乗り切れたことを何よりも讃えたい。


むむちゃん、よくがんばった。
ぷうちゃん、よくがんばった。
私も、よくがんばった。
支えてくれたマサさんにも、
むむちゃんは大丈夫と曇りなく信じてくれていると思える千葉の実家にも、
ありがとうと言いたい。

合格していてもしていなくても、
この日をこんな風に迎えられたことを、祝いたい気持ちでいっぱいだ。。

だから今日は、おめでとうの「おつかれさま」ケーキ。

by shiho_kato | 2019-02-22 20:25 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

ママもがんばり過ぎないでね

ぷうちゃんが、ポツリと。

「ママも、がんばりすぎないでね」


週末、ぷうちゃんはパパの家へひとりで向かうことになった。

危機的なむむちゃんの受験対策に、ここから1カ月は、
私とマンツーマンで、がっつりと勉強するために。


これまでの勉強の仕方では、目標に届くことが難しい状態にあることを、
ぷうちゃんは敏感に察知している。
「むむは大丈夫なの?」
と、小さな声で心配そうに尋ねる。

「大丈夫よ。これからしっかり勉強すれば、届くくらいのところだから。
むむちゃんは、すごくがんばっているし、ここからもうひとがんばりがんばれれば、大丈夫よ。
むむは、がんばれそうだしね」

ぷうちゃんが神妙な顔でうなづいた。

別れ際に
「ママもがんばり過ぎないでね」と、ぽつり。


不意をつかれて、「いやいや、ママは何もがんばってないよ」と答えてしまうけれど。
ぷうちゃんにはお見通しだ。


何を、どうすれば、むむちゃんにとって良いのか、フル回転でアタマと心を働かせて、
かける言葉や、勉強の具体的な内容への言及や、家の中での雰囲気づくりや、それやこれや。

そして、私の中の不安を全力でやっつけて一片も漏らさずに、
家の中を安心で満たそうとしていること。


もう一度、言い直す。
「ママもがんばっているけど、がんばり過ぎてダメになっちゃわないように、気をつけるね」



数日後に、遊びに行ったお友だちの家のお母さんから教えていただいた。
「おねえちゃんの受験、大変ね」と声をかけたら、
ぷうちゃんは、
「おねえちゃんは受験タイヘンだけど、お母さんがしっかり支えてるから大丈夫です」
と答えていたそうだ。


そういうふうに、見ているんだな。

私たちは、チームだ。
欠けてはならない、チームだ。

by shiho_kato | 2019-02-16 18:38 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

東京都教育委員会児童・生徒等表彰

平成30年度の「東京都教育委員会児童・生徒等表彰」にむむちゃんが選ばれた。

かるたの中学生全国大会の団体戦の優勝メンバーとして。
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あいにく、表彰式のあった2月10日は、欠席した。
私学入試の前日だったし、受験勉強が本当に一刻も無駄にできないせっぱつまった状態だったから。
当日は、雪の降る寒い日でもあり、うっかり行くことにしなくて良かったと胸をなでおろしもした。


むむちゃんは、かるたバカというほど、かるたかるた120%で一日を過ごしているわけではない。
友だちとの時間も、弟との時間も、嵐が大好きだったり、ピアノを弾いたり。
自身を楽しませるものを他にもあれこれ持っている。
でも、そのベースを支えているのは、かるただ。
そこがガシッと力強くあるから、楽しむ時間の楽しみが表面的にならずにあたたかみのあるものになっている。

その彼女のベースである「かるた」を、
かるたでいいんだ、かるたがいいんだ、かるただからいいんだ、
そう教えてくれるような、この一年だった。
夏の全国大会に、この表彰に。


他者が、それを「良し」と認めてくれることによって、
自身の中の「良さ」は、社会化され、自信になる。

この立派な賞状を、会場で受け取ることができたなら、彼女の自信は、
より、はっきりと、くっきりとしたものになっただろう。


うむ。
でもいいか。
立派過ぎる賞状に驕りを促されることなく、心の中の小さな勲章として残るくらいがちょうどいい。

by shiho_kato | 2019-02-10 23:33 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

今年の節分

節分は、ぷうちゃんと昨年も行った近くの神社へ。
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お休みの日の節分祭だったから、昨年に増しての混雑。
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収穫はほんの少しだったけれど、これもお楽しみの気分だから。
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ぷうちゃんは、来年は「友だち誘って行こうかなー」と言っている。
そんなことを言えるようになったことが、嬉しい。

翌月曜日に恵方巻を食べ、小さく豆をまいた。
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鬼は外。
福は内。

鬼を内に抱えても大丈夫なくらい、器のおっきいヒトになろう。

by shiho_kato | 2019-02-04 20:30 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

むむちゃんの推薦入試

むむちゃんの第一志望の高校の応募倍率が下がってる。

急遽、推薦入試を受けることにした。
付け焼刃でどうこうできるものではないのは百も承知。

でも、この高校を小学校から志望してきた思いを直接伝えることのできる唯一の機会であるから。

作文の練習も、グループディスカッションの練習も、直前の一週間だけ。

学科試験の勉強の方が100倍時間がかかり、かけた時間分、チカラになると思うから、
推薦の試験対策にとられる時間を最小限にして、短期決戦にして良かったと思う。

願書を出すための、推薦志望動機書を書くのに難航。
思いはあれど、文字として形として言葉にしてこなかった。

魂が言葉にならないペタリと貼り付けただけの文章を、
私にも、先生にも、ダメ出しをされ、むむちゃんはこたえたことだろう。

だけれど、ぼんやりとしたものを、くっきりしたものにしていくプロセスを、ここで踏むことができた。
自分の中の「ここ」への思いを太い輪郭でとらえることができるようになった。


一日目に作文とグループディスカッション。
作文のテーマは難しかった。よくぞこのテーマに対して、50分という時間で作文のマス目を埋めることができたなぁ。
書くことは得意な方だと自負しているけれど、むむちゃんに見せてもらったその課題に何を書くか即座に思い浮かばないところで、負けた気分になる。

グループディスカッションで、一緒のグループになった5人のうち、3人と仲良くなった。
彼女たちと一緒に過ごすこれからの学校生活を思い浮かべ、この高校に入りたい思いがぐっと強まったのが手に取るようにわかった。

二日目は面接。
面接対策は、塾や学校でしっかり仕込まれるそうだ。
むむちゃんは、直前過ぎて面接練習までできなかった。
過去行われた面接の質問に対しての応答をあれこれメモして用意した。
けれど、当日の面接での質問は、過去の質問とは異なっていた。
たとえば、リーダーシップについてどう考え、それを踏まえてどう行動するつもりか、まで問う。
たとえば、何が得意か長所か、それをどう生かすつもりか、まで問う。

これまでの過去の問いは前半部分、リーダーシップについてどう考えるか、何が得意か長所かを答える質問だったけれど、今年はそれをどう自分の振る舞いとして表すのか生かすのかを問う。あるいは振る舞ってきたか生かしてきたかを問われたそうだ。
むむちゃんの話を聞きながら、一歩踏み込んで、人と為りを見る質問になっているなぁ、と感じた。
用意してきた答えに、上乗せできる自身の厚みが無いと、薄っぺらな答えになってしまう。
「それは、いい面接だったね、いい質問だったねー」
と、言ったら、むむちゃんが
「そう、そうなの。本質的なことを訊かれるっていうか。この学校、信用できるって思った」
と。


自分が試された場であったにもかかわらず、「この学校、信用できる」と見る。
その突き放した見方を、いまこの場面で、サラリと口にできる。
むむちゃんの底力を見る思いがした。


結果、推薦入試はダメだった。
直前の勢いで受けた推薦で、そもそもダメ元90%、ラッキー10%くらいの、ノリだったけれど、
合格発表の看板に自分の番号が無いのを目の当たりにすることが、こたえないはずはない。

推薦入試を受けたことで、「ダメ」という挫折感を感じさせることになること、なったことが、
どうか裏目に出ませんようにと全力で祈る。


そして一方で、この学校は信用できると思えたこと、一緒に学校生活を送りたいと思える友の顔を具体的に描けること、
それが、あと残りわずかな受験までの日々を、強く強く支えるチカラになることを、確信している。




by shiho_kato | 2019-01-28 13:32 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)