むむちゃんの散歩道

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陣馬山・景信山

走るのには暑い季節になってきたら、お山歩き。
今日のような青空は外で過ごすのが気持ちよい。

1,000m以下のお山で、遠くないところがいい。
今日は、陣馬山と景信山。
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山歩きは、足だけじゃなくって手も使うもんだって、
何度か登って覚えたから、ちょっとの急斜面にもひるまなくなった。
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陣馬山からも、
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景信山からも
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富士山がくっきり見えた。

コース取りが良かったのか、連休だったけれどさほど混んでいなかった。
お山の中は木々の新緑のおかげで涼しい風が吹く。

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カラダが植物になったかのように、私の中を風が吹き抜けてゆく。
私だって、自然の中の一部だ。
そう思うと、何か頼もしいような揺るぎないような気分になる。


無心にテクテク走るのもよいけれど、
今年は、お山歩きの機会を増やそう。

by shiho_kato | 2018-04-30 17:10 | マラソン、かるたノート | Comments(0)

むむちゃんB級に。願えば叶う

むむちゃんがGW中の大会で入賞してB級に昇級した。

C級にあがってから1年と3カ月。
中学生のうちにB級になりたいという夢が叶った。
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昨年のはじめにC級にあがり、3月に新しい会に変わり、メキメキと頼もしさを身に着けた。

新しい会で、かるたの先輩も、人生の先輩もたくさんいる中で、一緒にかるたをする仲間としてすっと入れてもらい、よくよく声をかけてもらったおかげ。

していただいたことが、そのままむむちゃんにあらわれて、何をしてもらっているのかがよくわかる。

時折訪れるまごめかるた会でも、神奈川かるた会でも、後輩たちに声をかけて教えたり、うながしたり、諭したり、励ましたり、リーダーシップをとったりということを自然にできるようになった。

本当に、かるたサマサマ。


神奈川の先生にご報告のメールを差し上げたら、
今の会の先輩たちが、神奈川の先生に、むむちゃんの大会の様子や練習の様子を聞かせてくださったのよ、とお返事いただいた。

見守ってくださる方々を増やしながら、いっそうかるたが好きになり、歩みを続けられることのなんて幸せなことか。

****

C級になってからの試合は、勝つときも僅差を勝ち抜く苦しい戦いが多く、入賞を決めた戦いも、同様でわずかの差を勝ちぬけた。

決勝を決める戦いでは、力尽きて大差で負け。

会長から、
このままあがってもなかなか勝つことはできないですよ。
それでも上がりたいですか?

と問われた。

むむちゃんは、斜めの方向を見ながら
「上がりたいです」
聞こえるか聞こえないかの声で、でもキッパリと答えた。


かつて、4年生の時に、
かるたに専念したいので剣道をやめますと、
剣道の先生に言ったときとおんなじ。

やめることは自分で決めた。
自分で決めたことだから、自分で先生に伝えた。


あのときと、おんなじ覚悟を、いま、また、
続けるために、もっと上を目指すためにしている。
誰に相談することなく。自分で決めて。


****

道中で、興奮気味にかるたを始めた時の頃の話をしながら、

あのときB級なんて夢のまた夢の、マンガの中のお話だったよね。
でも、保育園の友だちのひろごんがA級になったって聞いて
中学生でいちばん強くなったって聞いて、
そのひろごんの居た、いままりぃのいる会で一緒にかるたを取るようになって、
マンガの中じゃなくって、物語の中じゃなくって、
少しずつ少しずつ近づいて、いまこうして、夢のまた夢が叶えられてきて、
本当に奇跡みたい。

ママが『ちはやふる』を買って、むむが『ちはやふる』を読んで、
おんなじときに、かるたやりたいって言ってさやが言ってくれて、
東神奈川に、一緒に通うようになって
さやは居なくなったけど、あんじゅじゅが来て、ゆりちゃんが来て、
ぜんぶぜんぶ奇跡みたいだね。


むむちゃんが小さな声を弾ませた。

そうだね奇跡みたい。
でも、「それ」が大好きで、「それ」に向かって一生懸命になっていると、願ったことがいつの間にか引き寄せられてきて、いつの間にか叶ってゆくって、私は知ってる。

だから、大好きが見つかったときには、願うべきだ。
届くか届かないか、そこに到る道筋なんか考えなくっていい。
考えられなくっていい。



「大好き」の糸を伸ばして伸ばして伸ばしていった先に「夢」が待ってる。

「大好き」の糸を手繰り寄せていくと「夢」に届く。

自然の摂理は、そういうふうにできているんだ。



私が半生(40年近く)かけて獲得した夢のかなえ方を、むむちゃんが今、こうして体験できたことはかけがえがない。

彼女が生きていく上で、何としても知っていて欲しい大事なひとつ。
それを教えると私の大きな荷がひとっつ減って、なんだかとてもホッとした。


by shiho_kato | 2018-04-28 23:40 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

4月を乗り越える

4月は苦手だ。

新しい環境に浮き立ったり、不安になったり、慣れようとがんばったりする空気に圧倒されてしまう。


今年は桜は駆け足で終わってしまったけれど、チューリップが咲き、サツキが咲いた。


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サツキは二年前に鹿沼さつきマラソンの参加賞でもらった苗が、三年目にして花をつけた。
大好きな色のやさしいピンク。
気長に待つこと、育て続けることを良しと教えてくれるよう。

・*・*・*・*

今年、むむちゃんもぷうちゃんも学校が変わることなく、私も職場が変わることなく、過ごせる春であることにホッとする。

ぷうちゃんのクラス替えが最も大きなこの春の変化だった。
(職場でのパートナーチェンジの方がもっと大きな変化だけれど、それは私だけの話で家族の日常生活を回していくことへの影響はない)

仲良しで一緒のクラスになりたかった友だちふたりとはバラバラになってしまったけれど、
優しい様子の先生と数は少ないけれど親しい友人への安心感で、ドキドキを大きくせずに過ごせているようだ。


それでも、むむちゃん、ぷうちゃんと、「1週間が長いよーーー」と言い合っている。

学校大好きのむむちゃんも、クラス替えで気心最も知れた友人と分かれたことが影響しているのか、日曜が部活の大会で休めなかったのが影響しているのか、お疲れモード。

水曜日には、もう金曜日の気分。
木曜日には、あと二日がんばれるかなー。
金曜日には、やっとあと一日だ、がんばろー。

口々に言いながら、なんとか4月も終わる。

ここでゴールデンウィークのまとまったお休みがあるのは、優れた采配です。

・*・*・*・*

苦手な4月の鉄則は、仕事を増やさないこと。

・新しいことに手をつけない(手を付けるのは5月以降)
・新たなヒトとの出会いは最小限に(出会いを広げるのは5月以降)
・できることはスグに片づける。レベルを落としてでも、積み残していかない


それらを心掛けてみたけれど、

4月の週末は、
二週目は土曜の午後に小学校の校外委員会、
三週目は土曜の午前に中学の保護者会と午後に小学校に行き校外の分団の作業。
(この分団というネーミングなんとかならないかな。戦時みたい。軍隊みたい)
ひきつづき日曜の夕方は小学校で前年のPTAの広報委員の引継ぎ。
四週目は土曜の午後にむむちゃんのかるたの総会(中学生までは保護者出席)

その合間を縫って、小学校の体育館でぷうちゃんと二回卓球をし、中学校のPTAサークル活動で二回卓球をする。

親としての責務をまっとうすることを求められる4月でした。
疲れるますわな。そりゃ。
4月じゃなくっても、疲れますとも。


そして、さらにその合間を縫って、かるた会を二回ひらき、レースに4回出た。
朝ラン(=ゆっくりの疲労抜きラン)も週3回ペースでトコトコと。

よくやってる。
と、考えてもいいけれど、かるたとランのルーティンが崩れないから
私自身のまとまりというところで、踏み応えていられるとも言える。


5月はランを減らし、かるたを減らす予定。
4月は踏ん張りどころだけれど、5月は抜きどころ。
肩のチカラをようやく抜ける。

by shiho_kato | 2018-04-27 19:17 | 読書ノート | Comments(0)

瀬尾まいこ『そして、バトンは渡された』

母二人、父三人のもとで育つ私の話。

どんなキワモノ小説かと思って、恐る恐る読み始めたけれど。
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ほわほわとしたあたたかな時間を過ごさせてもらった。

家族は、血じゃ無い。
家族は、姓じゃ無い。
家族は、枠じゃ無い。


家族は、共に一緒に居続けようという覚悟だ。
家族は、共に食べる日常だ。
家族は、共に日々の出来事をうっかりポロポロ話してしまう相手だ。
家族は、共に居心地よい時間を作り出そうという歩み寄りだ。


三人目の父の森宮さんが大好きだ。
森宮さんを東大卒にした理由はわからないけれど、知力はこういう風に使うべきだと思う。
ありったけの考える力を動員して、一緒に穏やかに心安らかに居続ける努力に投入するんだ。


加納朋子と瀬尾まいこは
結婚して、子どもを産んで、作品がぐんと良くなった。


この文脈で、未婚否定、子無し否定だと取らないで欲しい。

自分に対する励ましの独り言に過ぎず、
「子どもを産んでダメになる」ことを恐れている人と
子どもを産んでダメになった・・・と思っている人への応援のメッセージ。


by shiho_kato | 2018-04-25 19:49 | 読書ノート | Comments(0)

ブックトーク

果たして、今後ブックトークをする機会があるかわからないのですが。
未来の自分のための覚えとして書いておこうと思う。


今回のブックトークは、これから毎回の授業に生徒さんたちが順繰りにブックトークをやっていくことになるその前振りとして。


ブックトークの今年の決まり事は、
「4分・2冊以上・自分の好きな本を紹介する」
というもの。

いただく条件と共に、私は私の中で、マイテーマを考える。

今回のテーマは、文章を読むのが苦手で、本を読むのが苦手で、人前で話すのが苦手な子にとって、このブックトークの順番が回ってくることへの負担感をちょっとでも減らすこと。と、決めた。

・文字の少ない本を選ぶ。
・ゆっくりと自分の言葉で話す。

このくらいで良いのなら、話せる。
こんな本で良いのなら、選べる。
そう思ってもらえますように。

そして、私が好きな本をみなに届けることができますように。

選んだ本は、
・シルヴァスタインの『ぼくを探しに』とその続編『ビッグ・オーとの出会い』
・俵万智の『サラダ記念日』
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欠けたところがあっていい、四角だったり三角だったりでこぼこしていていい
31文字の、特別じゃない日常の中にそっと身を置いているから見える世界がある

背伸びをしない等身大の「わたし」でいい。

そういうことが届けばいいなーと思ったわけですが。

自分の言葉でお話するのに仕込み過ぎないほうがいいと思い、伝えたいことは、最小限にしぼりこんだにもかかわらず、みなの前では更に言葉少なになってしまった。

『サラダ記念日』に至っては、ほぼ触れず。
短歌のたった31文字の少ない文字だけど、日常の手の届くくらい狭い中だけど、世界が際立ってみえる面白さがあることを、ひとっかけらも伝えずに終えてしまった・・・。

これならいっそ、『ぼくを探しに』も『サラダ記念日』も、朗読すれば良かったかもしれない。

トホホ。
時間を巻き戻せるのであれば、プレゼントしたかった二つの歌を残しておこう。

「これからの二カ月のこと何もかも思い出として始まる二月」(『サラダ記念日』)
(「これからの十二カ月のこと何もかも思い出として始まる四月」と、パクりたかった)

「まだ何も書かれていない予定表 なんでも書ける これから書ける」(『とれたての短歌です』)


次に機会があったら、またそのときどきのマイテーマに合わせて、
それに応じた本を選んでしまうと思うから、この備忘録的メモは役に立つことは無いかもしれない。


それでも、ブックトークってことだけじゃなくって、
読むのが苦手な子にとっても、本はあなたのためのものであり、図書館はあなたのための場所である。
そんな気持ちを忘れたくないので、書いておく。


そして、伝えたいことの半分しか言葉にできなかったけれど、それでも何かしら伝わったことがある。
話すことが下手でも、伝えることはできる。


****

学校司書は、指導者ではない。
教員だったら、先生然とした「見本」「手本」を示すことを求められるかもしれない。
私はそこからは自由だ。

この人よりはマシ。オトナでもこの程度。
そういう姿を堂々と(?)示すことができるのは役得だなぁとつくづく思う。

もちろん、もしも仮に教員の立場に立つことがあったとしても、私はきっと、こういう示し方しかできないような気がするけれど。


by shiho_kato | 2018-04-25 18:15 | 私ノート | Comments(0)

あだち五色桜マラソン

真夏日。

こんな日は、走らないってのが賢い選択。

賢くない私は荒川河川敷の10㎞レース。
桜など、もうひとっかけらも咲いていない。
木陰など、どこにも無い日当たり満点の河川敷。
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それでも、お友だちランナーさんたちが居て、
わいわい楽しみながら。
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賢いヒトたちが居なかったので、走るおバカ女子いちばんでゴールさせてもらった。
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優勝いただきましたっていうことで。
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たくさんお土産ももらって、ホクホクだ。
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****

午後はぷうちゃんと体育館で卓球。
教えるのは上手じゃないから、ぷうちゃんがたくさんたくさん打って、
カラダが勝手にボールとラケットの良い関係を楽しく覚えてこんでくれればいいのです。

****

夕方からはPTAの前年度から今年度の新委員さんたちへの引継ぎ。
仕事の内容は大したことは無い。

自分が担当していたときは、使えるデータを作ることに心をかけていたけれど、
いま、振り返って、次に渡そうとするときに、気がついた。
タイヘンなのは、まったく「わからない」こと。

「わかったような気分になれる」ことを目指しての引継ぎ。
作業のイメージをできるだけ、具体的に、きっぱりはっきりとした絵で描けるように。

ゴールを見せ、それに向けて、要所要所の抑えるところにしぼってギュッと伝えた。
プロセスへのアイデアが、こうしたら、ああしたらがいろいろと出てくる。
いろいろと出てくるのは、自分の作業イメージが湧いているからだ。
大丈夫そうなものはOK!OK!で後押し、
気をつけなくっちゃならないことと、ダメだしが出ちゃいそうなところは、
私の失敗や気づいた注意点を伝えて補った。

1時間の予定の引継ぎ、30分くらいで終わると思っていたけれど、終われば1時間半。
新委員さんたちのこれからの作業の計画立てにもおつきあいした形。
これで、「よし進められそうだ!」とみんなが思えていれば、お安いものだ。


****

夏日の夜は、よく動いた一日のご褒美に、銭湯に行ってみた。
手足を伸ばせて、混んでもいなくて、バブルのお風呂や、薬湯や、意外と広い露天風呂まであって460円。
お風呂あがりの夜風も気持ちよい夜でした。
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by shiho_kato | 2018-04-22 20:42 | マラソン、かるたノート | Comments(0)

かすみがうらマラソン

雨の降る朝。暑いよりはましなのかな。
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4月のはじまりの、気が落ち着かないあれこれ正体不明の不安と格闘して過ごす週末よりも、
雨やら風やらと戦いながら、私がんばっているなぁ、みんながんばっているなぁっていう気持ちにひたれる時間の方が、週末のお休みの充電になるんだ。

有森裕子さんに見送られてスタート。

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こんな天気の中を走る人たちをおかしく思い
(でも結果的には走りやすいいい天候になった)
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応援してくれる人たちのおかげで笑顔ばっかり浮かんじゃう。
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最後のつらくなってきた頃に、仲良しのお友だちに会えて、
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ふたりして、笑って笑って走って
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笑いまくってゴールした。
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体の疲れを越えて、なんとか今週を、今月を乗り切ってやろうっていう気力が湧いてきた。

by shiho_kato | 2018-04-15 22:18 | マラソン、かるたノート | Comments(0)

本屋大賞 辻村深月『かがみの孤城』の受賞後のメッセージ

今年の本屋大賞の、ノミネート作の中から選ぶなら、
間違い無くこれ。

作品については、以前、読了の感想を書いた

作品もとてもいいのだけれど、
輪をかけて、辻村深月の本屋大賞受賞後のインタビューがとてもいい。

あちこちにコメントは取り上げられていたけれど、
最も長くまとまっているこちらのインタビューは、
作品と共に、
いや、いっそ、作品と切り離しても、読む価値がある。

yahooニュース「「不登校する勇気はなかった」辻村深月が本屋大賞受賞作に込めた思い」
(2018.4.11配信)


デジタルの記事は、時間がたつと消えてしまうから、全文テキストでこちらに写し取りたいけれど、
著作権的にはマズイだろうから、自粛。
どうぞ、消さずにいつまでもリンク先が残ってほしい。
このメッセージに勇気づけられる人、息を殺して生きる自分を肯定できる人が必ず居るはずだから。

かつての私がそうだ。

*****

不登校新聞の石井志昂くんの質問に答えた彼女の言葉。
「中学生のときから、不登校は“逃げた”ではなく“休む勇気”を持った子たちだと思っていました。私にはその勇気はなかった」

これは私の言葉だ。
繰り返し繰り返し、あちらでもこちらでも書いて話してきた。
10代のころの私は、レールの外に、枠の外に出ることができなかった。
身体を壊すところまで行ってはじめて、休むことができたんだ。

だからこそ特別な場所ではない、みなと同じ場所に身を置く子どもたち「フツー(に見える)の子どもたち」にこだわって、チャイルドラインで仕事をし、いま学校という現場で仕事をしている。


*****

インタビューの中のスクールカウンセラーさんの言葉がいい。
・・・
『この(スクールカウンセラーの)仕事は風のようであってほしい』

『○○先生のおかげで今がある』と名前に感謝されているようではまだまだで、気がついたらつらい時が終わっていた、いつの間にか高校生になっていたと思われるくらいでちょうどいい。その時に自分を引っ張り上げてくれた風のような感触だけが残ればいいんだと。
・・・

これも繰り返し書いてきたことだけれど、「やり過ごす」は大事なキーワードだ。

子どもたちに「打ち克つ力を持って」「立ち向かう勇気を持って」そういう励まし方をしたくないんだ。
今をいちばんツラい時を、ぎゅっと目をつぶって、そっと息をのんで、やり過ごすことさえできればいい。
やり過ごすための場所、やり過ごすための目をそらしていられるだけの「何か」があればいい。


私にとって、図書館も、本も、映画も、マンガも、そしてかるたも、走ることも、旅をすることも、目をつぶることも、ため息を長く吐くことも、お風呂の中で本を読むことも、その「何か」だ。

たいていのことは、時が運び去ってくれる。
たいていのことは、きちんと過去になってくれる。


そういう「何か」を、「あなた(や、その周辺)を見ていると得られ」そうな気がする。

そういう人になりたい。
そういう図書館でありたい、そういう家庭でありたい、そういう友人でありたい、そういう他者でありたい。


辻村深月は、小説として作り出し、職業として背負っている。
立派です。



本屋大賞を受賞したから、という理由で、むむちゃんが『かがみの孤城』を読み始めた。
私とはまったく違う感性を持つ彼女は、どんな感想を持つのだろう。
読み終えたあとのやりとりが楽しみだ。
とても、楽しみ。

私たちに、共読のきっかけを落としてくれる本屋大賞に、感謝。


by shiho_kato | 2018-04-11 21:48 | 私ノート | Comments(0)

子どもたちのなりたい職業

ランドセルのクラレが毎年調べている「新小学1年生の「将来就きたい職業」」が発表された。
子ども自身の就きたい職業と、親の就かせたい職業と。

【男の子】
1位「スポーツ選手」、2位「警察官」、3位「消防・レスキュー隊」
「スポーツ選手」調査開始以来20年連続で1位/「ユーチューバー」への関心高まる

【女の子】
1位「ケーキ屋・パン屋」、2位「芸能人・歌手・モデル」、3位「看護師」
「医師」が過去最高の比率に/「美容師」など、新小学1年生でもおしゃれに興味

【男の子の親】
1位「公務員」、2位「医師」、3位「スポーツ選手」
「公務員」人気が続く/「スポーツ選手」は過去最低の比率に

【女の子の親】
1位「看護師」、2位「公務員」、3位「薬剤師」
医療系への関心がさらに高まる/「保育士」は20年前から半減

全文はこちら☆彡


*****


ぷうちゃんが、職業調べで「図書館の司書さん」を調べたそうだ。
将来就きたい職業に、「とりあえず「図書館の司書さん」」と書いているそうだ。

高学年になって委員会がはじまり「図書委員」を希望したそうだ。
じゃんけんに負けて「飼育委員」になったそうだけれど。


むむちゃんも、小学校と中学校での職業調べの課題では司書を調べていた。
小学校での委員会は図書委員をしていた。
今は、本に携わる仕事もいいけど、音楽に携わる仕事もいいな、と思い始めているそうだ。
「まだまだこれから変わると思うけど」と呟く。
自分の世界が広がりつつあることを自覚しているようで、頼もしい。


子どもたちが、私の就いている職業を選ぶのは、
最も身近な大人の就いている仕事であって、何となく仕事の内容をイメージしやすいからだ。

そして、願わくは、その職業で働いている今の私の姿を肯定しているから、とも思いたい。



どんな職業に就いてもいい。

その仕事に呑み込まれることなく、
「私は私である」ことを補強するための材料の一つとして、働く自分を身にまとえばいいと思う。



チャイルドラインのときの全身全霊120%まっしぐらで、達成度150%。
出した成果としては、身の丈を何十倍も越え、過ぎたるほどではあったけれど、
身を削り、ボロボロにもなり、我を見失うところまで行きついたあの頃の自分を、「良し」とだけ思うことはできない。


いま、60%くらい司書っぽくなってきたけれど、どうも司書道まっしぐらには人生注げない、と思っている。
かるたをしたり、走ったり、母である時間をしっかり味わおうとしている今のほうが、生きているのが楽しくて、生まれてきたことを引き受けることができて、百倍は好きだ。
私は、私の人生を、私が生きるために、生きている。


むむちゃんやぷうちゃんが、倣いたいのが、その意味での「私」であって欲しいと願う。

by shiho_kato | 2018-04-10 22:43 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

旗振り当番

今日はむむちゃん、ぷうちゃんの始業式だ。

私の勤務校はもう一日遅い。
この一日のズレのおかげで、今日はぷうちゃん、むむちゃんの始まりの日に思いをかけることができる。


昨年はPTA、今年は校外委員。
今日は、旗振り当番の日。

新年度、初登校の子どもたちに「おはよう」のあいさつをしながら、迎え、見送る。

ドキドキしてる?ワクワクしてる?そわそわしてる?
不安な気持ち?重たい気持ち?憂鬱な気持ち?

明るい光の中に隠れた心模様を、覗き込みたい気持ちを押しやるように
黄色い旗を真横に立てて、「おはようー。」の声をかける。



子どもたちの、一日の始まりが平穏でありますように。
祈りを込めながら、通学路に立つ。
時間に追われてさえいなければ、旗振り当番、毎日やってもいいくらい。




by shiho_kato | 2018-04-06 16:12 | 私ノート | Comments(0)