むむちゃんの散歩道

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夏休みの終わり

夏休み最後の日、いとこちゃんたちが東京に遊びに来た。

私は仕事だけれど、父、母、Mちゃんに託して、
ぷうちゃん、むむちゃんはいとこちゃんたちと一緒に一日を過ごした。

東京駅のステーションギャラリーで行われている「いわさきちひろ、私は絵描き」展へ。

ぷうちゃんは、「落書きをするこども」
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むむちゃんは、「子犬と雨の日のこどもたち」
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が、良かったそうだ。

お蕎麦屋さんで、親子丼やおそばを食べて、湯島天神へ。
むむちゃんの合格祈願をしてもらった。
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暑い一日。


私は姪っ子ちゃんたち父・母・姪っ子ちゃんたちへのおみやげに
米粉パンに米粉クッキーに信州おそばに京都のクッキーにと重たい荷物を持たせてしまった。

それを携えての一日、
ぷうちゃんは重みに耐えつつ、しだいにテンションを落とし、
途中でむむちゃんが荷物を交代し、最後の最後、お別れするときに渡したそう。



そして、重たい荷物を持たせてしまった配慮の無い自分を反省しながら、
重たいお土産を、はじめではなく終わりに渡す判断をしたむむちゃんぷうちゃんを立派だと思う。

by shiho_kato | 2018-08-31 23:42 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

学校見学

むむちゃんと私立の高校ふたっつばかり、学校見学に出かけた。

どちらとも、事前に連絡をして、かるた部の見学を約束して。

通学経路や時間の確認、校内の様子、空気。行ってみてわかることがたくさんある。

どちらとも図書館を案内してくれる。
パンフレットで紹介されていた6万冊の蔵書は、うち4万冊が整然とした書庫に納められ、スペースの半分は自習ルームになっていることも、目の当たりにできた。


どちらとも、かるた部でかるたを一緒に取らせていただけた。

かるたを一緒に取るだけで、すっかり友だち。
共通の友人、知人の名をあげあう。

「滑り止めってわかってるから、第一志望を応援するよ。がんばってね!でも、来てくれたらちょー嬉しいから!!」
高校生の気づかいがありがたい。
最後はラインの交換までして。


帰り道、
「行ってみて、良かった。安心した。」
むむちゃんが呟いた。


本命は揺るがない。
でも、仮にダメだったとしても、待っていてくれる人が居て、それは悪くない未来。

安心して、思い切りよく挑戦できる。


むむちゃんの横顔に、私もほっと息をつく。


何があっても、かるたが救ってくれるとわかった。
だから、がんばれ、がんばれ、がんばれ。



by shiho_kato | 2018-08-30 21:07 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

須賀しのぶ『夏空百花』

太平洋戦争で中断した「甲子園」(高校野球大会)。
終戦の翌夏に、再開させるために奔走した人たちの話。


読みながらふつふつと思う。
戦争を食い止めるものは、
「私はこう生きたい」という強い意志ではないか。

野球がしたい。
サッカーがしたい。
かるたがしたい。
ピアノが弾きたい。
本を読みたい。
卓球がしたい。
テニスがしたい。
パンを焼きたい。
好きな音楽を聴きたい。
美味しいごはんが食べたい。
美しい服を着たい。

それを求める強い意志。
それが人生の中から、日々の生活の中から、奪われるのが戦争だ。

それらを奪われたくない。
求めているのは、ぼやっとした平和なんかじゃない。
私の心が生かされるための「平和」だ。

学び続け「知的である」ことは必要だけれど、
それと同時に、あるいはそれが叶わなくても、
「文化的である」ことが、「ヒト」として生きる生き物にとって不可欠なことだと、
この夏、『絶滅の人類史』『サピエンス全史』を読んで考えている。

一冊の本を読まず、ひとりの哲学者の言葉も知らず、
ただただ田畑を耕す営みが「culture(文化)」の語源であることが、
すっと腑に落ちる。


憲法第25条は、「文化的最低限度の生活」が人々に保障されることをうたっている。
Article 25. All people shall have the right to maintain the minimum standards of wholesome and cultured living.

「文化的」の「文化」は生きる意志を育む。
自らの「文化」を求める気持ちは、平和への意志を確かなものにする。

意志を持って生き、平和を切に希求するベースを、あまねく人々に保障せよ、
と、日本の憲法は為政者たちに命じている。


「甲子園」を「箱根」を奪われ、あきらめ、復活させた経験を、日本はした。
もしも反省という言葉があてはまるのであれば、
それらをあきらめない、それらを奪われぬために、全力を尽くすのが経験してきた者たちの役目だろう。
語り継ぐべき「戦争」は、戦時下の空襲や飢餓や死者を目の当たりにした話ばかりでは無い。



どうか、今も、これからも、
好きなことに、夢中になれる国になれ。
好きなことを、追求できる国であれ。

by shiho_kato | 2018-08-25 10:35 | 読書ノート | Comments(0)

京都*ぷうちゃんと二人旅

ぷうちゃんと二人で京都へ。

お正月に引いたおみくじで伝統的な文化遺産などのあるところに行くといいと書いてあったとか。
今年はずーっと京都に行きたいと言い続けていた。

五山の大文字焼きが終わったころ、少し安くなり、少し涼しくなり、少し観光客が減ることを期待して。

新幹線は7時前に出発。
二時間あまりで京都に着く。思っていたよりも、ずっと近かった。

そして、覚悟していた以上に暑い。
これは、気をつけて回らなくては。

バスのフリーパスを買う。とにかくすべて移動はバスを使おう。
ありがたくも夏の間、京都のバスは保護者1名につき小学生二人までは無料。
600円で、親子ふたり、どこまでも行ける。

そんなわけで、一日目。
6時54分 品川駅発
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9時5分 京都着
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   ↓バス移動
9時55分 清水寺→二年坂→三年坂→八坂の塔
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11時10分 ひさご(親子丼のお店11時半OPEN)
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12時 八坂神社・円山公園→知恩院山門
12時半 青蓮院
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   ↓バス移動
13時半 銀閣寺(参道のお店でかき氷を食べる)
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   ↓バス移動(1時間弱)
15時半 金閣寺

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   ↓バス+嵐山電車(路面電車)
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16時半 (嵐山)天龍寺→竹林の道→野宮神社→渡月橋
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   ↓バス移動(1時間弱)
18時半 烏丸御池のホテル
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19時  進々堂(翌朝の朝食のパンを買う)→錦小路(軒並み閉まってた)→京極通→鴨川(四条京阪で壱銭洋食を買う)
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   ↓バス移動
20時過ぎ 烏丸御池のホテルに戻る
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とても盛りだくさんに回れてしまった。
ぷうちゃんの見学は手早いし、お土産屋さんもさほど興味が無いし、食べ歩きにも興味が無いので、次々と回れてしまった。
移動のバスの中では熟睡。

むむちゃんと銀閣寺に来た時に、夏の暑い日だったのに哲学の道なんぞを歩かせてしまったことを反省し、今回は暑さをとにかく避けて、点で回った。 

次の日は台風が迫ってきていて悪天候になるのを覚悟していたので、今日のうちに多く回れるのであればと思いながら攻めたのだけれど、思った以上によく回れた。


ぷうちゃんが行きたいリストにあげたのは
「清水寺」「銀閣寺」「金閣寺」「天龍寺」「伏見稲荷大社」の五つ。
うち4つを見ることができたので、残すは伏見稲荷のみ。

夜は、アジア大会を見ながら、ホテルでのんびり過ごした。
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2日目

8時   起床
9時   ホテルを出発
  ↓地下鉄・JRを乗り継いで「伏見」へ。京都駅でロッカーに荷物を預ける
9時半  伏見稲荷大社
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10時半  京都駅から「ヒーローアカデミアのスタンプラリー」開始
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  ↓地下鉄フリーパス券で「京都」→「二条」→「四条」→「京都」を回る
12時   京都タワーに戻ってきてスタンプラリー完遂
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12時半  伊勢丹「鶏三和」で親子丼
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13時半  東本願寺
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14時   お土産を買う
14時半  新幹線待合室
15時5分 京都駅発
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17時17分 品川駅着


思いがけず雨が降っていない。
もし追加するとしたら平等院に行きたいというので、京都駅でロッカーに荷物を預けて身軽になって出発。

JR奈良線に乗ると雨が降り出した。平等院まで足を伸ばすのはやめて、伏見で下りて「伏見稲荷大社」を見学して京都に戻る。

ぷうちゃんが前日からしばしば気にしていた「ヒーローアカデミア」のスタンプラリーをすることに。
京都の市営地下鉄の企画なので、地下鉄で回れるところにスタンプがある。
雨に濡れることも無いのでちょうど良かった。


1時間半でコンプリート。
全部回った景品はしょぼかったけれど、最近むむちゃんとぷうちゃんの間で流行っている「ヒロアカ」にのっかれてご満足。

お昼は今日も親子丼。
京都駅の伊勢丹で。

時間が余るし、雨もあがっているので、世界遺産もう一つ「西本願寺」に行こうか誘ってみると、京都タワーの上から見えた、すぐ近くにあるお寺(東本願寺)がいいと言うので、東本願寺へ。

よく見ているし、意思はしっかりしている。

そして「すごく広い、(見た中で)いちばん大きいかも!」とそれなりに満足。

最後はお土産を買って、、、と思ったら、まとまったお土産屋さんが意外と見つからず、不要にウロウロ。
これで疲れさせてしまった。
次回の覚書として書いておくと、京都駅の八条口の方に充実している。

あるいは新幹線の改札を入ってしまった方が、充実してコンパクトに探すことができた。

台風でどうなることか案じた新幹線は、通常通りの運航でスムーズに品川に着いた。

むしろ品川駅からのJR線が止まってしまっていて大混雑。
迂回する経路を使って、遠回りして帰った。そこがいちばん疲れたかも。



ぷうちゃんにどこが良かった?と聞くと、
そもそものプランに無かった青蓮院が良かったと。
お寺は銀閣寺が良かったそう。
青蓮院は、私の好きな慈円のお寺で、個人的に一押しのお庭なので、嬉しい。

また来た時に観たいのは清水寺。
でも、もう夏は来なくていいと。



むむちゃんと二回行った京都二人旅もちょうど同じくらいの夏の暑いとき。
その二回の経験が生きた今回のぷうちゃんとの旅行。

むむちゃんには、暑い中、かなりあれこれ無理をさせたり、無駄をさせたりしてしまったことに気づかされてばかりの今回のぷうちゃんとの二人旅だった。

上の子の「初めて」は、意図していても意図せずとも「初めて」であり、下の子に対しては、やっぱり初めてではない。
その経験の分だけ、気持ちにも計画にも余裕が生じる。
年齢的にも、体力的にも(あの頃の方が体力が無かった)、精神的にも(生活がこの7年安定している)、ゆとりある今回の旅は、ずいぶんとラクだった。



気づけるときも気づけないときも、いつでもむむちゃんは「初めて」のお試しになってしまうことを肝に銘じていようと思う。

そんなことをつらつら考えながら帰ってきたので、帰宅して、むむちゃんにぎゅうーっとして「ごめんねむむちゃん!!」と謝った。

むむちゃんは「えーそうなんだ、楽しい思い出しかないよ」とカラカラ笑ってくれた。
ありがとう。


もひとつ忘れないようにしたいと思うのは、ぷうちゃんも、当時のむむちゃんも、そこここでの反応が薄く、小学生はわかりにくい。

わかりにくいけれど、退屈しているわけでもなく、つまらないわけでもなく、自分の中に溜めているということ。
反応の薄さにイライラせず、焦らず、機嫌をうかがうこともせず、こちらは淡々と「おぉすごい!」とか、「わぁきれい!」とか、思うままを口に出していればいい。
その時ではない、何かのときに、ぽっと「あれ見たよね、すごかった」「あそこ真っ暗だったよね」「デカかった」等々感想を述べてくれるものだ。
焦って、即時性を求めない。それが、小学生と共に旅するときの秘訣。


初めてのぷうちゃんとの二人旅、二人の時間をたっぷりと味わうことができた。

by shiho_kato | 2018-08-22 22:37 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

郷土料理作りの毎日

ぷうちゃんの自由研究は着々と進行中である。
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一緒に居られる日には、できるだけ多くの品目を作ろう。
できるだけノルマ感なく、作れるように。

その甲斐あって半分を超えた。
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一緒に作って気づくのは、
・味噌、みりん、酒、しょうがの組み合わせが多く、しょうゆや塩の出番がない。
・白玉粉、砂糖、水からなる郷土菓子が多く、たとえば羽二重餅や作ってはいないけれど柚餅子も家で作れてしまう。
・ごはんもの、麺ものがしぜんと多くなる。

ぷうちゃんの感想は、どれも美味い!
おかげで、ぷうちゃんは、夏休み、若干お腹がぽっこりふくらみ気味だ。

作る楽しさを覚え、作る自信になればいいなぁ。

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北海道  ちゃんちゃん焼き
青森県  りんごの砂糖煮
岩手県  じゃじゃ麺
秋田県  稲庭うどん
山形県  だだちゃ豆
宮城県  ずんだ餅
福島県  ポーポー焼き
茨城県  干し芋
埼玉県  冷や汁うどん
千葉県  ピーナツ味噌
東京都  小松菜そうめん
神奈川県 しらす丼
福井県  羽二重餅
富山県  大門素麺
長野県  戸隠そば
静岡県  安倍川餅
岐阜県  五平餅
愛知県  鬼まんじゅう
三重県  伊勢うどん
滋賀県  えび豆
京都府  湯豆腐
大阪府  お好み焼き
和歌山県 ごま豆腐
奈良県  わらび餅
広島県  もみじ饅頭
岡山県  きび団子
鳥取県  とうふちくわ
島根県  出雲そば
香川県  讃岐うどん
高知県  ぼうしパン
徳島県  かつ天
福岡県  水炊き
熊本県  太平燕
佐賀県  ありあけのりのおにぎり
大分県  とり天
長崎県  角煮、ちゃんぽん
宮崎県  冷や汁
鹿児島県 肉みそ
沖縄県 スパムのおにぎり
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by shiho_kato | 2018-08-17 18:42 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

小手毬るい『炎の来歴』『アップルソング』

昨年の夏、『星ちりばめたる旗』で、ノックアウトされた。
戦時に日本からアメリカンドリームを求めてアメリカに移住した日本人のお話。


ぼやっとした作品も多いけれど、彼女の書く戦時・戦後ものは作品は信じることができる。私の原田マハの作品への信頼に近しい。


今年の夏は『炎の来歴』と『アップルソング』を読んだ。
『炎の来歴』はベトナム戦争が始まる前の、日本人の僕とアメリカに住む「彼女」とがやりとりするエアメールで全編が構成される。

『アップルソング』は、終戦直後にアメリカに渡り報道カメラマンになった「茉莉江」の足跡を、911テロにて崩壊したタワーから救出された「私」がなぞる物語。

私は戦争ものが苦手で、よほど強い動機が無い限り積極的に読むことをしない。
小手毬るいの作品はうっかり読まされてしまい、次を読みたくなるんだ。

『アップルソング』の茉莉江は、学生闘争、あさま山荘事件、御巣鷹山墜落事故、チェチェン紛争、911を写し、作品の中ではベトナム戦争にも触れる。


敵と戦うのが戦争ではなく、人を殺すのが戦争であり、そこに大義はない。

そのことを悲しみと怒りと決意をもって、描くことで、強く抗議する。

「敵から守ろう」そう思った瞬間から、人は憎しみに支配される。
「敵」を生まないことこそが、平和への早道であることを、胸に深く刻まれる。


彼女の作品は815の終戦の時期に読むのにふさわしい。
そして、もっともっと読まれて欲しいと思う。


by shiho_kato | 2018-08-16 16:03 | 読書ノート | Comments(0)

大田区平和都市宣言記念事業「花火の祭典」

今年も大田区の花火大会に出かけた。
馴染みある多摩川の河川敷は特等席から観る。
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毎年、お隣のおじさまが、朝から張り切って何往復もして場所を確保してくれる。
例年、むむちゃんぷうちゃんは父宅に行っていたけれど、今年は一緒に観に行くことができた。
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具合の悪くなるような暑さが続いた夏だったけれど、
夜風吹く河川敷は涼しい。


真正面に高くのぼる花火。
今年は、昨年中止になってしまった分も含め1000発ほど多くあげられた。
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平和を思い、眺める花火。
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かたわらでむむちゃんとぷうちゃんが、涼しい風に吹かれながら、ワクワクと空を見上げている。
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ささやかだけれど、これが、揺ぎ無く守るべき私の平和。

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大きくてなってきた子どもたちといつまで一緒に過ごせるのか。
お隣のおじさまと、いつまでお隣さんでいられるのか。

一年一年、一日一日、祈るような日々を、粛々と積み重ねて、
私は、私の平和を、命がけで守り続ける。



by shiho_kato | 2018-08-15 22:29 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

戸隠五社巡り&黒姫山登山

レッド・データ・ガール』が好きすぎて、戸隠へ。

うだるような、外に出ると息が苦しくなるような、具合が悪くなるような、今年の夏。
善光寺あたりは暑かったけれど、戸隠までのぼるとだいぶ涼しい。
標高1300mくらいだそうな。
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戸隠古道を選びながら、五社巡り。
どこを歩いても木陰。
木々の本数がけた外れに多く、保水力があるのか、土や砂利や落ち葉の降り積もる地面でもぬかるみが少ない。
走る格好をしてこなかったことを後悔。
お山の中を気持ちよく走れる道ばかりじゃないか。
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お宿はご夫婦でなさっている民宿。
教員をされていたのを、転身して民宿をはじめられたそう。
そこにどんなドラマがあるのか、根掘り葉掘り聞きたくなるのをぐっとこらえる。

先に先にと、気遣ってくださって、二日目は、
登山口まで送ってくださるばかりか、大きな荷物は預かってくれて、
お山を下りたら迎えに来てくださると。

交通渋滞はなはだしい場所ではあるけれど、車無しでバス頼みは本数が少なく、
ランナーらしく両の足でするには、距離はさておきどこを歩いても坂道ばかり。

ありがたく甘えさせていただいた。

地元のお野菜をなるべく手を加えずにアレンジしたお料理もおいしかった。

夜は神楽が開催される日。なんてついてる。
そして小学生の女の子たちの神楽を二つも見ることができた。
ツイテるなぁ。
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夜空に無数の星がまたたいていて、見えていても見えていなくても、
いつもこれだけの星があるのに、東京に居て見失っているものがたくさんたくさんあるのだろうな、、、と思う。
いつか、東京を離れて暮らせる日が来るといいなぁ。
夥しい情報を振るい落としながら拾い集めながら、その取捨選択に追われる日々ではなくて、
あるものをそのままに発見しつつ生きる時間を、もてたらいいなぁと思う。

冷房要らずの夜だった。


翌日。
『レッドデータガール』的には、戸隠の修験道の山を目指すべきだけれど、
難易度が高いようなので、ここでは無理をしない。

できれば「黒姫童話館」を目指したかったけれど、黒姫山の頂上から童話館のある黒姫高原までの山道は
気をつけ慣れければ迷いがちな道のようなので、そこも無理はしなかった。

シンプルに黒姫山の頂上にのぼり、下りてくるプラン。

山道は、今まで登ったどの山よりも歩きやすかった。
木の根が張っているとうよりも、熊笹の地下茎が張り巡らされているようで、それがほどよく地面を固めていた。
登山者も少なく、渋滞も無い。日差しはほどよく木々がさえぎっていて、暑過ぎることも無い。

身の丈の倍ほどある見上げるような岩をのぼったり、隙間をくぐったりしながら、上へ上へと登る道も楽しかった。
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そして、視界が開けた.

2000メートルを超える頂上。
これまでの登山では富士山に次ぐ高さ。
出発地点の登山口ですでに1300mあたりだったので、自力で登ったのは700m強だけれど、
それでも自らの足でここまで来たからこそ見える景色。

あぁ絶景。
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まだ小学生の低学年か、年長さんくらいかの男の子を二人連れたお母さん。
登ってきた子どもたちもスゴイけれど、子どもたちを連れて登るお母さんがスゴイ。
なだめたり、おだてたり、励ましたりしながら、ここまで登らせてくることができるのがスゴイ。

ぷうちゃんは、どうかしら。
にわかに、この山に登る姿は想像がつかない。
このくらい小さいうちに、お山に慣れていたら違ったかしら。

これから、だ。
また、お山に誘ってみよう。
高尾山の500mを、少し超えるくらいの山に。


下りのルートは気持ちのよいふかふかな道を、障害物も少なくスイスイと下りた。
遠くで雷がなっていたけれど、雨が降り出す前に下りることができた。
登り始めてからちょうど4時間半。

登山口が見えたのと、お宿のご主人の車がお迎えに到着するのと同時。
ピタリの時間につけてくださってありがたい。

戸隠の日帰りの湯「神告げ温泉」まで送っていただいた。
本当に何から何までありがとうございます。


汗を流して、お昼ご飯を食べて、前日に回り切れなかった五社巡りの残り二社を巡って、帰途に着いた。
コンパクトで、きゅきゅっと詰め込んだ、戸隠五社と黒姫登山でした。
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by shiho_kato | 2018-08-13 10:45 | 私ノート | Comments(0)

今年も青森

今年も一族そろって青森旅行。
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Pちゃんが一緒に行けるかどうか、危ぶみながら過ごした一年だった。
夏が近づいてきたころ、にわかに好転し、
今年もみなそろって、おばあちゃんに会いに行くことができた。
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「青森旅行に行く」そのモチベーションが、体の隅々の細胞に原子レベルまで良く働きかけられて、
ここへ来て体調が整ったのに違いない。

もちろんそれが発揮されるべく環境(毎日の生活のリズムや食事は睡眠や)あってのこと。



きっと、おばあちゃんが長く長く元気で居ることを、私たちの青森旅行は支えている。
そして、おばあちゃんが元気で居てくれることで、私たちの元気は支えられている。
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一年の元気を、一年の健康を、一年の幸せを、一年の平和を、噛みしめ、祈る、旅。
どうか、また来年も。
どうか、その次も。
どうか、できるだけ長く。
続きますように。
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by shiho_kato | 2018-08-11 22:52 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)

むむちゃんの暑い夏*全国中学生選手権大会(団体・個人)

むむちゃんの全国大会が終わった。

夏休みに入ってからの2週間のうち、8日間はかるたの練習会で一日を過ごした。
13時~20時
10時~19時
9時~21時
13時~17時
9時半~17時
14時~19時
9時~18時
8時~18時
全国大会の練習ということもあり、東京都のかるた協会の方々のお世話になりながら、
A級公認読手の方々の読みで練習させてもらったり、
他の会、高校生OB・OG、大学生の方々と練習させてもらったり。
毎日毎日、豊かで贅沢な時間を過ごした。

高校生には、むむちゃんがこれから考えなくてはならない進学のあれこれを、
生の姿、生の声で教えてもらうことができた。
受験生でもあるこの夏、未来を具体的に示してくれる先輩方との出会いはかけがえがない。
間接的に聞く私も、いろいろな進み方を、くっきりとした絵で描くことができてありがたい。

何より、ひとりとして同じ中学校から来たメンバーがいない7名の東京チーム。

そのチームメイトとの絆が日々とっても強くなっていくことが見て取れた。
学校以外に、これだけ思いを強くつなぐ仲間と出会い過ごせたことを、私は感謝したいと思う。

世界は、開かれている。
好きなことを貫くことで、好きなことでつながれる人と出会い、出会うばかりではなく、手を携え合える。

そのことを、身をもって経験できたならば、誰もが強くなる。逞しくなれる。


そうして迎えた本番。一日目に団体、二日目に個人と続くけれど、
「団体戦がすべて」そう言い切ったむむちゃんは、
二回戦目から決勝まで5連戦、出させてもらった。

そして、そのすべてを勝った。
初戦はてこずったものの、2戦目から4戦目は相手にも恵まれて、
団体5試合の一番で勝ち抜ける貢献。決勝でも二番手で勝ちを決めた。

みなを鼓舞するようなリーダーシップは無い。
勢いづかせるようなムードメイカーでも無い。

でも、淡々と顔色ひとつ変えずに、「一勝目」を確実に取り、
他の4人のプレッシャーを軽くする仕事をした。

そして、東京は優勝を決めた。
まもなく夜の9時を迎えようという時間。
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今日もかるたの一日だった。
楽しそうで、嬉しそうで、笑い合う、みなの明るい表情が、ただただ愛おしかった。
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翌日の個人戦。
せっかくならば、個人戦でも。
そう願ったけれど、及ばず。
あと一枚取れていれば、あと一勝できていれば、入賞というところだった。

実力の差は本当にみな少しずつしか無い。
少しの集中力、少しの純度、少しの精度、小さなブレが勝敗を決するように、
わたしには見える。

むむちゃん自身は、なんでこんな試合をしてしまったのだろう、
と悔しく思うような、実力差では負けないはずの相手だった、と。
久々に、何年ぶりかに、悔し泣きをするむむちゃんに、かける言葉が見つからなかった。

団体の他のメンバーは、主将が優勝をし、他のメンバーの準優勝、3位、4位と入賞した。

それら最後まで応援し、見届けて、少しでも一緒に居る時間を引き延ばしたくて、
別れがたさを惜しんで惜しんで、ようやく帰途についた。

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帰り道、むむちゃんが呟いた。
「もう、終わっちゃったんだ。あっけなかった。」


むむちゃんの夏。
むむちゃんの熱い夏。
中学生最後の夏は、かるたで燃え尽きた夏だった。



そして、いま、むむちゃんは淡々と(猛然と)勉強している。
一日12時間以上、机(問題集を広げた食卓)に向かい続けている。
遠くの未来を、自らの手で引き寄せるために。

未来が、見えた夏。



おめでとう。
おつかれさま。

ステキな夏を過ごさせてくれて、
心からありがとう。

by shiho_kato | 2018-08-05 09:13 | むむちゃんとぷうちゃん | Comments(0)